国が実施している「住宅市場動向調査」という調査があります。最新の令和5年度版の報告書によると、注文住宅を建築した世帯主の年代は30代が最多とのことです。(グラフは同報告書より)
はじめての注文住宅の場合、20代、30代でおよそ半分、という割合です。そういう市場性もあって、若い人向けの家を提案する住宅会社さんが多い印象です。
30代ですと、ちょうど子育て世代ということもあって、住まいづくりのテーマが、子育てに集中しがちです。子ども部屋はどのぐらいの広さがいいか。収納はこれで足りるのか。あらゆる要望を盛り込むことはできませんから、子育て優先になるのもやむを得ません。

一方で、建て替えになると年代がガラッと変わります。最多は60歳以上で56.4%、50代も合わせると80%近くなります。ここでいう「建て替え」は、以前の持ち家を解体して同じ敷地に新しい家を建てた場合なので、年代はどうしても高くなるわけですね。この年代になると、子どもが独立していることも増え、夫婦二人のための家、ということが多いようです。
i-worksは、建築家・伊礼智さんの数多くの設計経験から生まれた標準化住宅です。夫婦二人でも、子育て世代でも対応できるように設計されています。家族の変化に合わせて家が対応できるため、建て替えが必要になることなく、幅広い年代の方に満足いただける家です。

モデルハウスを見ていただく際に、子育て世代の方は将来のことを考えながら、子育てが終わった世代の方は、夫婦二人でどう過ごそうか、そんなことを想像しながら、見学していただけたらいいな、と思っています。