平屋という選択

近年、1階だけで生活が完結する「平屋」が人気を集めています。ワンフロアで暮らせる便利さ、移動のしやすさ、そして将来を見据えた安心感が、その魅力です。

私たちはこの「平屋」をベースに、「終の棲家」をテーマにした規格型住宅を提案しています。建築申請上は2階建てですが、1階で日常生活がすべて完結する設計になっています。2階は予備室として、趣味の部屋や帰省時の子どもたちの寝室など、多目的に活用できるよう工夫しています。

1階だけで生活が完結する間取り

家は小さくても、狭くはない。
本当に必要なものだけを見つめ直し、これからの暮らしに合わせて整理することで、空間に無駄がなくなり、小さくても広く感じられる家が実現します。限られた面積の中に、豊かで快適な暮らしをデザインすることこそ、設計の醍醐味です。

2階は予備室として活用

もともとは「子育てがひと段落したご夫婦向け」にスタートしたプランでしたが、設計を進めていくうちに、子育て世帯にもぴったりだと気づきました。

たとえば、1階で生活を完結させつつ、2階を書斎や子ども部屋として活用したり。仕切りすぎない“ゆるやかな間取り”は、暮らし方の変化にも柔軟に対応できます。

1階と2階をゆるく仕切ることでより空間に広がりがうまれます

家族構成やライフスタイルが変わっても、長く心地よく住み続けられる、そんな「ちょうどいい暮らし」が、この家には詰まっています。

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